イギリスで開発・運営されている Implemetation Outcome Repository というウェブサイトを紹介します.
Implemetation Outcome Repository
https://implementationoutcomerepository.org/
以下、サイトより一部抜粋です
■ サイトの開発・運営など
・King's Collefe LondonのCentre for Implementation Science、the University of East Angliaの the Behavioural and Implementation Science research groupの研究者によって開発されたリポジトリ
・ウェブサイトの開発は、King’s College Hospital NHS Foundation Trust の the National Institute for Health Research (NIHR) Applied Research Collaboration South London (NIHR ARC South London) によるもので、the NIHR ARC East of England によるグラント支援を受けている
■ リポジトリに掲載されているinstruments
・現在 55 instrumentsが掲載(2024/7/14アクセス)
・Proctorらが開発した the Implementation Outcome Taxonomy の 6つの core implementation outcomes (acceptability, feasibility, appropriateness, adoption, penetration, and sustainability) の側面からの評価を掲載
・Psychometric quality, methodological quality, usabilityについて、一覧でみることができる
リポジトリにアクセスしてみるとわかりますが、掲載されてるアウトカムは、settingや扱っているトピックの幅が広く、現時点では55 instrumentsということで掲載されている情報は限定的です.
また、日本語版が掲載されている場合とそうでない場合があるようです.例えばEBPQという尺度が掲載されており、その日本語訳(EBPQ-J)もリポジトリに掲載されています.一方で、EBPASという尺度もオリジナル版は掲載されているものの、日本語版は掲載されていません.
(参考)validation studyの論文の言語が、前者は英語、後者は日本語です.
日本語で利用可能なImplementation Outcome Repositoryはありませんが、EBPに関する自己評価尺度については、以下もご参照ください.
Tomotaki A, Morioka N, Tsuda Y. Mapping instruments in Japanese for measuring evidence-based practice among clinical nurses: A scoping review. International Journal of Nursing Practice.2023;29(5):e13086. https://doi.org/10.1111/ijn.13086
[サイト内関連記事]
- 尺度の項目一覧 | 日本語で看護師が利用可能なEBPに関する自己評価尺度 https://ebp-research.themedia.jp/posts/41055858
0コメント