Implementationの評価|RE-AIM framework

Evidence-based Interventionの普及を目指す実装科学の分野で、実装評価のためのフレームワークが採用されています.その1つが RE-AIM framework (Glasgow RE, et al. 1999)で、次の5つの概念で構成されています.

・Reach
・Effectiveness
・Adoption

・Implementation

・Maintenance


実装評価のためのフレームワークは他にも様々にあるので、他のフレームワークと併用するときには概念の整理が必要ですが、実装研究を計画するときに「何を評価するのか?」という観点で点検するときにも有用だと思います.


なお、このフレームワークの歴史や近年の研究の動向等については、Glasgow RE, et al. (2019) らが発表した論文、および、RE-AIMのウェブサイト(https://re-aim.org/)も参考になります.またRE-AIMは、2021年9月に発表された翻訳書『ひと目でわかる実装科学:がん対策実践家のためのガイド』でも紹介されています.


References.

  • Glasgow RE, et al. Evaluating the public health impact of health promotion interventions: the RE-AIM framework. Am J Public Health. 1999;89(9):1322-1327. doi:10.2105/ajph.89.9.1322
  • Glasgow RE, et al. (2019). RE-AIM Planning and Evaluation Framework: Adapting to New Science and Practice With a 20-Year Review. Frontiers in public health, 7, 64. https://doi.org/10.3389/fpubh.2019.00064
  • 内富庸介(監修)、梶有貴、島津太一(監訳)、『ひと目でわかる実装科学:がん対策実践家のためのガイド』、保健医療福祉における普及と実装科学研究会、2021 [ISBN: 978-4-9911886-1-9]


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