2024.02.25 22:00事例 | 米国マウントサイナイ モーニングサイド病院のEBPを支える仕組み日本でも看護師の院内研究(看護研究)の取り組みが行われていますが、米国では、看護師の看護研究(一般化を目指した新しいエビデンスの創出)の支援だけではなく、EBP(すでに得られている研究の知見をもとに、実践を変えていく取り組み)の支援を行う取り組みが行われています(岩間, 2023a).とくにアメリカ看護師協会によるマグネットホスピタルの認証では、「新しい知識,変革を駆使し,質の向上を図る」ことがその要素の1つとされており、ニューヨークにあるマウントサイナイ モーニングサイド病院での取り組みについて、日本でも紹介されています(岩間, 2023b).EBPは、しばしば「研究を行うこと?」と誤解されることがあります。EBPのClinical Question...
2024.02.24 05:45CFIR (Consolidated Framework for Implementation Research) 2009/2022/日本語訳の一覧表を公開しましたエビデンスに基づく介入の普及・実装研究の分野で代表的なフレームワークの1つであるCFIR(Consolidated Framework for Implementation Research、実装研究のための統合フレームワーク)について、2009年発表、2022年発表、日本語訳(2021年発表)の一覧表を公開しました.CFIR (Consolidated Framework for Implementation Research) 2009/2022/日本語訳の一覧表https://researchmap.jp/aitomotaki/works/45651588このファイルについて※上記サイトより転載■ このファイルは、Consolidated Fra...
2024.02.23 22:00実装研究のための統合フレームワーク CFIRに関する情報のまとめエビデンスに基づく介入の普及・実装研究の分野で代表的なフレームワークの1つであるCFIR(Consolidated Framework for Implementation Research、実装研究のための統合フレームワーク)に関する情報を掲載します.CFIRのウェブサイトConsolidated Framework for Implementation Researchhttps://cfirguide.org/CFIRの開発に関する論文Damschroder LJ, Reardon CM, Widerquist MAO, Lowery J. The updated Consolidated Framework for Implementation...
2024.02.20 22:00本の紹介 | 医学・看護論文を読み解いて臨床に活かす方法 Evidence-based Medicine/Nursingのすべて新刊「医学・看護論文を読み解いて臨床に活かす方法 Evidence-based Medicine/Nursingのすべて」のご紹介です.「医療・看護論文を読む」ことを「EBM/Nの視点から」解説されていて、研究をする人・研究結果を臨床に活かしたい人、どちらの立場の方にとっても、保健医療のバックグラウンドの人にとっては、どこかのフェーズではEvidence-basedの視点が欠かせなくなると思います.その点で、臨床疫学の観点から研究のことを概観したいとき、この界隈の昨今のキーワードをアップデートできる内容になっています.また、「実装」のキーワードが気になる方には、これまでおそらくあまり日本語の文献では取り上げられてきてないモデルやフレームワークの紹介もあ...
2024.02.09 08:00文献リスト | 日本の看護師・看護学生・看護系教員を対象としたEvidence-based Practiceとその隣接領域の研究 (2024.2.9)論文「日本の看護師・看護学生・看護系教員を対象としたEvidence-based Practiceとその隣接領域の研究を特定するプロセス及び研究の特徴:探索的スコーピングレビュー」(友滝愛, 小玉淑巨, 二見朝子. 日本看護科学学会誌. 2024 (in press))の分析で用いた文献の書誌情報を公開しました.文献リスト:日本の看護師・看護学生・看護系教員を対象としたEvidence-based Practiceとその隣接領域の研究https://researchmap.jp/aitomotaki/works/45565899・この文献リストは、誰でも無料でダウンロードいただけます・利用時の注意事項等の詳細は、ウェブサイトをご参照ください当リストの公...
2024.02.09 08:00研究成果を実践に活かす:日本の看護分野の歴史をたどる(1989-2016)「研究成果を実践に活かす」という考え方は、今はEvidence-based Medicineの流れを汲んで、Implementation Sciece、Shared Decision Makingとつながっています. EBMが登場する以前は、とくに看護分野ではresearch utilization(研究成果の活用)の考え方で論じられてきていたように思います.そこで、現在に至るまでにどのような研究がなされていたのか、直近5年間を除いた2016年までの文献で辿ってみたいと思います.※なお、この記事に掲載している文献は、網羅的ではなく、当サイト管理人の主観に基づいて取捨選択したものです.History 1989-20161989年雑誌「看護研究」...
2024.02.09 08:00資料公開 | EBPおよび隣接領域の系統的な文献検索の実際と課題第53回EBP&KT論文シェア会(2023年10月)で発表した資料「EBPおよび隣接領域の系統的な文献検索の実際と課題」を公開しました.▾ 資料ダウンロードURL(要パスワード)https://researchmap.jp/aitomotaki/works/43779619※ダウンロードの際に、パスワードが必要です.お手数ですが、以下までご連絡いただければ幸いです.[問い合わせ先] 友滝 愛 atomotaki-tky[at]umin.ac.jp ※ [at]は@に変更してくださいContents文献レビューの目的・概要(参照したEBPと隣接領域の用語・定義、シソーラス等)レビューのここが難しかった&ここに戸惑った(EBPに関連する用語の多義性...
2024.02.09 08:00About | EBPに関する著作物のリスト(更新)当サイト管理人が研究助成を受けて行った研究成果、または執筆・編集・監修等で関わった記事等は「About」に掲載していますが、リストとして以下に掲載します.(※「About」に非掲載の情報も含みます)リスト一覧# EBPについて知りたい ■ EBPの考え方、EBPの取り組みの実例などについて知りたい ■ EBPの実装戦略モデル「アイオワモデル」について知りたい ■ EBPを促すための組織文化や実装戦略の考え方を知りたい ■ エビデンスを実践に統合するプロセスに興味がある!# 日本の看護学生・看護師の高等教育において、EBPがどのように位置づけられているのかを知りたい# 看護師のEBPに対する自己評価を測定したい ■ 日本語で利用可能なEBP関連尺度のスコ...