日本の看護師を対象に「文献をどの程度閲覧しているか」という日頃の習慣を調査した研究 (2004-2019)

日本の看護師を対象に「文献をどの程度閲覧しているか」の日頃の習慣を調査した研究は、研究成果の利活用の文脈からガイドラインの活用・Evidence-based practiceへと変化しています.本稿では、これらの研究例を紹介します.


・二見ら(2019)が病院看護師を対象に行った調査(n=986)では、科学的根拠としてガイドラインを利用しているのは58.4%、論文データベースを利用しているのは32.8%で、1ヵ月に1回以上利用しているのはそれぞれ12.3%、5.3%
・亀岡ら(2015) による病院の臨床看護師で臨床経験5年以上の看護師を対象とした調査(n=632)では、専門誌の閲覧状況が月に「ほとんど読まない」17.3%、「1~2冊」17.2%、「2~3冊」18.9%、「4~5冊」20.0%、「6冊以上」10.4%
・宮首ら(2011)らが認定看護師を対象に行った調査(n=470)では、月に看護専門誌を閲覧する頻度は「0冊」8.5%、「1~2冊」62.3%、「3~4冊」22.1%、「5冊以上」7.0%

・遠藤ら(2010)による認定管理者講習の受講者を対象に行った調査(n=128)では、購読専門誌数の月平均(標準偏差)が4(3)冊.

・清村ら(2004)による調査(n=306)では、論文閲覧頻度が「全く読まない」12.1%、「あまり読まない」50.7%、「時々読む」35%、「いつも読む」1.6%、「無回答」0.7%


References.


[サイト内関連記事]

Clinical usefulness of library and information services in Japan (2018) 

https://ebp-research.themedia.jp/posts/37397895



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