2024.08.10 12:00名郷 直樹 先生YouTube「EBMこぼれ話」より(更新)YouTube「武蔵国分寺公園クリニックで働きませんか」より、当サイト管理人が視聴した動画で、名郷 直樹 先生の「EBMこぼれ話」を掲載しています.# The latest update2024/08/10 EBMは加齢臭がする中年オヤジだYouTube「武蔵国分寺公園クリニックで働きませんか」より ※1回10分前後の動画です2024/08/10 EBMは加齢臭がする中年オヤジだ ☜ 2024/08/10 追記 2024/08/03 「世情」とEBM ☜ 2024/08/10 追記2024/06/01 EBMとNBM 2024/04/06 論文結果は解釈に過ぎない 2024/03/09 治療効果の指標1 2024/02/24 科学に対する批判と科学から...
2023.03.24 08:05「聖なる牛」を探せ~EBP実装の旅の始まりEBMのプロセスは、よくStep1「臨床疑問の定式化」から紹介されますが、このEBMの5 stepsをベースに step 0 "Cultivating of a spirit of inquiry", step 6 "Disseminate EBP results" を加えた7 stepsが、看護分野ではしばしば引用されます.このStep0から Step1へと移っていくうえでは、「慣習に気付く」ことがしばしば必要になります.では、EBPの文脈で「慣習を変える」とは、具体的にはどのようなことなのか?これについて、「「聖なる牛」を探せ~EBP実装の旅の始まり」(酒井, 2022)では、次のように紹介されています.「医療現場では伝統的な慣習が定着しやすく、こ...
2022.12.29 09:00Scoping Review | Factors related to the knowledge and skills of evidence-based practice among nursesWorldviews on evidence-based nursingのearly viewにて、EBPの知識やスキルに関連する要因のscoping reviewが公開されました (2022 Dec 26).Furukiらは、2021年10月までに発表された英語で発表された量的研究の論文47本について、どのような要因がEBPの知識・スキルに関連するのかをレビューした結果、個人要因と組織要因の2つに大別され、次の要因が関連している可能性があることを報告しています.・Educational level・Participation in EBP education・Experience conducting research・Resources and o...
2022.12.29 09:00作業療法学分野|EBPのコンピテンシー、信念対立からみるEBP日本のEBP研究で、今年(2022年)に作業療法学分野から発表された論文2本をご紹介します.■ 廣瀬ら(2022). 回復期の脳卒中上肢機能訓練における信念対立の質的解明.廣瀬ら(2022)の論文で、作業療法士6人を対象とした半構造化面接から「信念対立の構造のモデル図」が示されています.▾図1 「信念対立の構造モデル図」より成功や失敗体験などの実体験により,治療方針に関わる信念が生成されていた.一方で,EBP における障壁を契機として,障壁により生じる信念が生成されていた.また,OTごとに EBP に対する認識論が存在した.これらの信念の存在により,治療方針の考え方の違いや,他者との関係性による信念対立が生じることが明らかとなった.また,E...
2022.12.17 10:03Recent articles (2022.12.17)Enhancing Evidence-Based Practice Integration Into Clinical Practice: Using Policy as a Tool for Culture Change in a Large Urban Academic Medical Center. Snyder MD, Campbell T, DiGerolamo KA. Clin Nurse Spec. 2023;37(1):14-19. doi:10.1097/NUR.0000000000000717 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36508230/
2022.11.12 13:00Recent articles (2022.11.12)Systematic education has a positive impact on nurses' evidence-based practice: Intervention study results. Vaajoki A, et al.Nurse education today. 2022;120.105597. Advance online publication. https://doi.org/10.1016/j.nedt.2022.105597
2022.11.12 13:00スペイン | Cancer careおける advanced practice nursing competencies (2022)cancer careにおけるadvanced practice nursing competencies を検討した結果が、Jounal of Nursing Managementに掲載されました.スペインの Serra-Barril MAら(2022) はまず11のドメインからなる90のコンピテンシーを検討し、その1つにevidence-based practiceが含まれました.▾ 11 competency domains(1) direct clinical practice(2) health promotion(3) education(4) consultation(5) evidence-based practic...
2022.07.30 02:30EBP関連尺度 | 日本語で利用可能なEBP関連尺度のスコーピングレビューが公開されました (2022.07.29)本サイトでは、これまで看護師を対象とした研究において日本語で利用可能なEBPに関連する自己評価尺度を紹介してきましたが、この度、レビュー論文が公開されました (Tomotaki, et al. 2022).同テーマで行った2020年の学会発表(津田ら, 2020)では、各尺度の概要にとどまりましたが、今回レビューでは、各尺度がEBPの5つのステップの何を測っているのか、各尺度の開発過程では何の信頼性・妥当性がどの程度評価されているのか等をレビューした結果を報告しました.EBPの自己評価には様々な側面が含まれるため、尺度によって、EBPの何を捉えようとしているのかも異なります.まずは、自分の研究で測りたいと考えているEBPの概念は何かを明確にし、自分の研...
2022.07.16 02:15学術集会 | 千葉看護学会 第28回学術集会『実践と研究の往還 -エビデンスを使う、広める、どう変わる』(2022.08.27-)千葉看護学会 第28回学術集会の理事会企画『実践と研究の往還 -エビデンスを使う、広める、どう変わる』のご案内です.ライブ配信:2022年9月3日(土)オンデマンド配信:2022年 8月 27日(土)~9月 18日(日)※参加費用・参加方法等は、学会ウェブサイトをご参照くださいhttps://procomu.jp/cans2022/jizen.htmlhttps://procomu.jp/cans2022/jizen.html(ウェブサイトプログラムより)理事会企画:実践と研究の往還:エビデンスを使う、広める、どう変わる?第1部:オンデマンド配信■企画趣旨座長:佐藤 紀子氏 (千葉県立保健医療大学) 、須田 有美氏(東京歯科大学市川総合病院)■臨床での...
2022.06.25 05:32記事|臨床と研究の循環をめざして (2022.6.15)日本では海外と比較してEBP研究の報告数が非常に少ない現状がありますが、そのような中、日本でEBP研究に取り組んでいる 二見朝子 さんの記事が雑誌『看護研究』に掲載されています.EBP研究者の”軌跡”を知ることができ、EBPやEBP研究者に関心のある方々にも励みになる素敵な記事でしたので、ご紹介します.EBPへの想い、EBPとも関連が深い knowledge translationのこと、カナダでの留学のこと、EBPに関心のある人が集まれるコミュニティのことなど綴られています.Reference.二見朝子. 集まる つながる 広がる 若手研究者のバトン・24 臨床と研究の循環をめざして. 看護研究. 2022;...
2022.04.28 09:53EBPに関する記事の別刷等をお送りします (2022.4.28)EBPに関する記事の別刷等のセットを、ご希望の方先着15名の方にお送りします.(一部、EBPではなく、看護研究の取り組みに関する記事も含まれます)ご希望の方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡ください.・連絡先:ebp.research.news ★ gmail.com (★は@に変更してください)・件名:EBP別刷の送付希望・本文:送付先の連絡先をお知らせください(郵便番号、住所、名前、電話番号) ※レターパックでお送りします.送料のご負担はありません. ※3日経っても返信がない場合は、大変お手数ですが、再度ご連絡頂けますと幸いです.先着順のため、応募多数の場合には何卒ご容赦頂けますと幸いです.【同封物一覧】■ 医学界新聞(...
2022.04.18 11:30連載 | 看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 第12回 エビデンスを使う・広める,そしてその先へ (2022.3)週刊医学界新聞の連載「看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 」(看護号)の第12回(最終回)は『エビデンスを使う・広める,そしてその先へ 』です.第12回はこれまでの連載のoverviewとなっています.記事にも書かせて頂きましたが、この連載のタイトルにある「エビデンスの使い方・広め方」の主語は、あくまで医療者です.EBPについて患者さん・家族とのShared decision makingの視点(第11回参照)から臨床で語られることが日常になったとき、EBPという言葉自体も使われなくなるのだろうと思います.そこに到達するためにも、エビデンス"のみ"に基づく実践ではなく、エビデンスを実践に”統合する” Evidence-based pra...