週刊医学界新聞の連載「看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 」(看護号)の第7回は『EBPで患者・家族の意思とエビデンスを統合する』です.この回では、感染症看護の事例をもとに、患者・家族の希望と病院での安全管理の観点で、エビデンスを統合しながら方針を決めていく過程が示されています.
連載第6回までは、ある病棟に入院する患者といった部署などの単位で、集団を対象にエビデンスに基づく介入(evidence-based intervention)を適用することを目指した取り組み事例でしたが、第7回では、患者・家族といった個人へのケアについての事例というのが、これまでの事例とは異なる点です.
また第5回に続き、COVID-19患者の事例ということで、とくにエビデンスの更新が速い分野で、さらに、査読前に公開されているプレプリントの論文も含めたエビデンスとの向き合い方からも含めたEBPの事例として学びが深まります.
Reference.
坂木晴世(執筆), 友滝愛(監修). 看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 第7回 EBPで患者・家族の意思とエビデンスを統合する. 週刊医学界新聞(看護号). 第3442号. 2021年10月25日 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2021/3442_04
0コメント