週刊医学界新聞の連載「看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 」(看護号)の第12回(最終回)は『エビデンスを使う・広める,そしてその先へ 』です.
第12回はこれまでの連載のoverviewとなっています.記事にも書かせて頂きましたが、この連載のタイトルにある「エビデンスの使い方・広め方」の主語は、あくまで医療者です.EBPについて患者さん・家族とのShared decision makingの視点(第11回参照)から臨床で語られることが日常になったとき、EBPという言葉自体も使われなくなるのだろうと思います.そこに到達するためにも、エビデンス"のみ"に基づく実践ではなく、エビデンスを実践に”統合する” Evidence-based practiceの考え方が広まることを願っています.
なおウェブ版では、それぞれポイントとなるトピックについて、各記事へのリンクが貼ってあります.また、連載全12回のPDF結合版は、連載のトップページからダウンロードできます. https://www.igaku-shoin.co.jp/.../9516/4810/2670/112.pdf
大学や大学院の授業、院内の研修や勉強会で「EBPや研究成果の利活用の考え方を紹介したいけど、何かいい教材ないかな…」と思われるときや、皆さまの思考の引き出しのどこかに、この連載も加えて頂ければ幸いです.
記事を読んでくださった皆さまにEBPのバトンを託して、連載の結びといたします!
Reference.
友滝 愛(執筆/監修), 深堀 浩樹, 津田 泰伸(編集協力). 看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 [第12回] エビデンスを使う・広める,そしてその先へ. 週刊医学界新聞(看護号) 第3463号 2022年3月28日. https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2022/3463_05
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