[EBP尺度の紹介] 保健師の研究成果活用力尺度(日本語で利用可能)

専門職のEBPを推進するうえでは、まずは、専門職が今どの程度EBPに取り組んでいるか?を知っておく必要があるでしょう.


日本語で利用できるEBPの自己評価尺度の1つに、芳我ら(2017)によって日本で開発された「保健師の研究成果活用力尺度」があります.


・尺度名は「研究成果利活用」となっていますが、アイテムプールを作るときに使われているフレームワークには“EBMの5つのステップ”が使われています.
・質問項目の数も厳選されています.


「保健師の研究成果活用力尺度」の質問項目はEBPとの親和性も高く、保健師のEBPの取り組みを包括的に評価したい場合など、使いやすい尺度であると考えられます.


日本語で利用可能なEBP関連の自己評価尺度はいくつかありますが、尺度によって測定可能な内容が異なります.研究の目的によって適切な尺度を選択できるよう、質問の内容などをよく吟味することが大切です.


Reference.

・芳我ちより,他.保健師の研究成果活用力尺度の開発. 日本地域看護学会誌.2017; 20(1): 13–21. 


EBP Research News

Evidence-based Practice (EBP)に関連する文献や動画、教材、書籍などを掲載しているWebsiteです.

0コメント

  • 1000 / 1000