連載 | 看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 第10回 患者報告型アウトカムを臨床に実装する (2022.1)

週刊医学界新聞の連載「看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 」(看護号)の第10回は『患者報告型アウトカムを臨床に実装する 』です.患者報告型アウトカム(patient-reported outcome: PRO)は、近年臨床試験のエンドポイントとしてますます注目されていますが、この回では、そのPROを「臨床で使う」ということに対するエビデンスとその実装について紹介されています.

患者や家族の心理社会的な側面は、看護師にとってケアのプロセスとしてもアウトカムとしても非常に重要ですが、このような主観的な側面をどのように聞き取りケアに統合していくのか― 医療者ひとりひとりのスキルに依存するのではなく、医療の仕組みとしてPROを使い、同時に個別のケアへと向き合っていく、この循環を回し続けることが「エビデンスのあるケアの社会実装・定着」と「個別性の高いケア」の両輪を回すEBPの1つの形だと思います.


Reference.

宮下 光令(執筆), 友滝 愛(監修). 看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 [第10回] 患者報告型アウトカムを臨床に実装する. 週刊医学界新聞(看護号) 第3453号 2022年1月24日. https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2022/3454_04


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